島根県邑智郡川本町には、オムライスの中から次々とおかずが現れる「マジカルオムライス」があります。
ふんわりとした卵とケチャップ味のご飯に、唐揚げやウインナーなどを組み合わせたボリューム満点の一皿です。
正式名称を短くした「マジオム」の愛称で親しまれ、川本町を訪れる目的の一つにする人もいます。
ここでは、マジカルオムライスの特徴や誕生のきっかけ、人気が広がった背景、提供店のふくむら食堂、実際に食べた人の感想、周辺の観光スポットを紹介します。
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マジカルオムライスとは?
唐揚げやウインナーが隠れたボリューム満点のオムライス
マジカルオムライスは、ケチャップ味のご飯に大きな唐揚げ、ウインナー、ハムなどを加え、卵をかぶせた料理です。
島根県の公式観光情報サイトでは、チキンライスの上に具材をのせて卵をかぶせる、ボリューム満点のオムライスとして紹介されています。
外側だけを見ると卵とケチャップを使ったオムライスですが、スプーンで食べ進めると中からおかずが現れます。
定番のおかずが次々に出てくる意外性と、一皿でしっかり満腹になれる量が大きな特徴です。
通称は「マジオム」
正式名称は「マジカルオムライス」ですが、川本町では略して「マジオム」と呼ばれています。
魔法のように具材が現れる楽しさがあり、名前を知らずに注文しても食べ進めるうちに料理の個性が分かります。
ただし、特定の材料や調理法を定めた地域団体の共通メニューではありません。
ふくむら食堂が考案し、同店の看板メニューとして親しまれてきた創作系のご当地グルメです。
マジカルオムライスが誕生したきっかけ
テレビで見たオムライスから着想を得た
マジカルオムライスを考案したのは、ふくむら食堂の3代目店主である福村久美子さんです。
島根中央高校新聞部による店主への取材では、テレビに映ったとろとろ卵のオムライスを見たことが発想のきっかけだったと紹介されています。
普通のオムライスの中にいろいろな具材を入れたら面白いのではないかと考え、ケチャップ味のご飯との相性を検討した結果、唐揚げとウインナーを選んだそうです。
遊び心から生まれた料理であることは、島根県の公式観光情報サイトでも紹介されています。
島根中央高校の野球部をきっかけに人気が広がった
発売当初から現在のような知名度があったわけではありません。
人気が広がる一つのきっかけになったのが、2007年に誕生した島根中央高校の男子野球部です。
ふくむら食堂が野球部へマジカルオムライスを配達したところ部員の間で人気となり、やがて勝負飯として親しまれるようになりました。
部員から保護者へと評判が伝わり、地元で少しずつ知名度を高めていったといいます。
SNSと旧三江線を訪れた観光客が知名度を押し上げた
利用者がSNSへ写真を投稿するようになると、ボリュームのある見た目とユニークな中身が町の外にも伝わりました。
さらに、JR三江線が廃止された2018年には、旧石見川本駅を訪れる観光客が増えました。
ふくむら食堂もテレビで紹介され、廃止直前にはマジカルオムライスを1日に70食提供した日があったと、店主への取材で振り返られています。
地元の学生に愛された食事が、SNSや鉄道を目的に訪れた旅行者を通して川本町の名物へ育っていったのです。
マジカルオムライスを食べられるふくむら食堂

昭和27年創業の町の食堂
ふくむら食堂は、1952年(昭和27年)創業の老舗食堂です。
創業当初は中華料理を中心に、うどん、ラーメン、丼などを提供していました。
その後、唐揚げや鶏天をはじめとする料理が加わり、中華から洋食まで幅広いメニューを扱う町の食堂になりました。
川本町観光協会では、マジカルオムライスを同店の一番人気メニューとして紹介しています。
地元の学生や家族連れだけでなく、遠方から訪れるリピーターもいるそうです。
ふくむら食堂の店舗情報
・店舗名:ふくむら食堂
・住所:〒696-0001 島根県邑智郡川本町川本633-2
・電話番号:0855-72-0246
・営業時間:月~金曜日12:00~14:00、土曜日11:00~14:00
・定休日:日曜日、祝日
・アクセス:旧JR三江線石見川本駅から徒歩約3分
・駐車場:4台
川本町観光協会の店舗ページでは昼営業のみと掲載されていますが、島根県の観光情報サイトには異なる営業時間が記載されています。
臨時休業や月に一度の特別営業によって通常メニューを提供しない日もあるため、遠方から訪れる場合は事前に電話で営業状況とマジカルオムライスの提供を確認すると安心です。
旧石見川本駅は2018年に廃止された三江線の駅であり、現在は鉄道でアクセスできません。
公共交通機関を利用する場合は、最新のバス時刻や運行状況も確認してから出かけましょう。
ふくむら食堂でマジカルオムライスを食べた人の口コミ・感想まとめ
味や具材に関する感想
実際にマジカルオムライスを注文した人の感想では、とろりとした卵、ケチャップ味のご飯、唐揚げやウインナーの組み合わせを評価する声が見られます。
食べ進める途中で唐揚げやウインナーが現れるため、一般的なオムライスとは違う楽しさを感じた人もいます。
唐揚げの食感とケチャップ味のご飯がよく合い、自宅で同じ味を再現するのは難しそうだという感想もありました。
量や店舗の雰囲気に関する感想
量の多さは、複数の感想に共通するポイントです。
通常サイズを食べた人からは十分な食べ応えがあったという声があり、小さめを選んでも満腹になったという投稿も確認できました。
町の食堂らしい親しみやすい雰囲気や、店の人の気さくな応対に好印象を持った人もいます。
一方で、今回確認できた詳しい感想の多くは2017年から2018年の投稿で、2024年の投稿も1件に限られます。
量、価格、接客、提供方法などは現在と異なる可能性があるため、過去に訪れた人の体験として参考にしてください。
口コミ・感想の作成で参考にしたサイト
ふくむら食堂周辺の観光スポット

湯谷温泉 弥山荘
・観光地名:湯谷温泉 弥山荘
・住所:〒696-1222 島根県邑智郡川本町大字湯谷781-2
・電話番号:0855-72-2645
・営業時間:10:00~20:00(最終受付19:00)
・定休日:月曜日、火曜日(祝日の場合は翌日)
・ふくむら食堂からのアクセス:車で約16分
湯谷温泉 弥山荘は、川本町の山あいにある日帰り温泉施設です。
一般湯に加え、源泉かけ流しの湯やつぼ湯があり、ドライサウナとミストサウナは日替わりで楽しめます。
泉質はナトリウム-塩化物泉で、塩分を含む湯による保温と保湿が特徴です。
ボリュームのあるマジカルオムライスを味わった後、温泉でゆっくり過ごしたい人に向いています。
イズモコバイモ群生地
・観光地名:イズモコバイモ群生地
・住所:島根県邑智郡川本町谷戸2948-1
・問い合わせ先:川本町観光協会 0855-74-2345
・見頃:例年3月上旬~4月上旬
・定休日:公式な設定なし
・ふくむら食堂からのアクセス:車で約5分を目安(川本町市街地から県道187号を大田方面へ約3km)
イズモコバイモは島根県だけに自生するユリ科の多年生植物で、春先に下向きの小さな花を咲かせます。
谷戸地区の群生地は川本町の天然記念物に指定され、地域の団体によって保全活動が続けられています。
開花時期が限られるため、川本町観光協会や公式SNSで開花状況を確認してから訪れましょう。
群生地は県道沿いの傾斜地にあります。
見学時は車の通行と足元に注意し、植物を踏み荒らさないように観察してください。
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マジカルオムライスに関するよくある質問(FAQ)
マジカルオムライスとマジオムは別の料理ですか?
同じ料理です。
「マジオム」は、正式名称である「マジカルオムライス」を短くした愛称です。
量が多そうですが、小さいサイズはありますか?
2025年に公開された店主への取材では、小盛りと大盛りが用意されていると紹介されています。
2024年の利用者投稿でも、小さめのサイズを注文したことが確認できます。
ただし、サイズの種類や価格は変わる可能性があるため、注文時に店へ確認してください。
マジカルオムライスは島根県の郷土料理ですか?
長い年月にわたり家庭や地域行事で受け継がれてきた郷土料理ではありません。
ふくむら食堂の店主が遊び心から考案し、地元の学生や観光客に親しまれるようになった創作系のご当地グルメです。
まとめ
マジカルオムライスは、卵とケチャップ味のご飯の中に唐揚げ、ウインナー、ハムなどが隠れた川本町のご当地グルメです。
テレビで見たオムライスから生まれた店主のアイデアが、島根中央高校の野球部、SNS、旧三江線を訪れた観光客を通して広まりました。
現在は、昭和27年創業のふくむら食堂を代表する「マジオム」として親しまれています。
ボリュームがあるため、食べ切れるか心配な場合は注文時にサイズを相談してみましょう。
営業時間の掲載には差があるため、来店前に電話で営業状況を確認しておくと安心です。
食後は、湯谷温泉 弥山荘や、春に見頃を迎えるイズモコバイモ群生地にも足を延ばし、川本町の自然や地域文化に触れてみてはいかがでしょうか。
参考にした公式・関連資料
・しまね観光ナビ「地元観光スタッフが教えます!島根で外せないおすすめご当地グルメ」


